食中毒を予防しよう

2025-06-19 08:30 - By 管理栄養士チーム

~テイクアウト弁当・デリバリー食品~





管理栄養士チームがお届けするブログ、今回のテーマは、『食中毒予防』です。



新型コロナウイルス感染拡大後、テイクアウト弁当やデリバリー食品を

食べる機会が増えた方も多いかと思います。


テイクアウト弁当、デリバリー食品は、お店で食べる料理と同じメニューを購入できる場合もありますが、

熱々で食べられる店内と違い、調理後、時間が経ってから食べることが多く、

気温・湿度が高くなる時期は、特に食中毒のリスクが気になります。


厚生労働省が出している食中毒の統計では、年度によりますが、6月10月に食中毒が増える傾向にあるようです。



食中毒予防の原則は、

つけない・増やさないやっつける



予防のためにできる対策をお伝えします。



食中毒予防のためにできる対策

【作る側】




素手で触らない

 おにぎり等、手で作業する料理もラップや手袋を利用するようにしましょう。

 

加熱していない野菜は避ける

 いろどりにレタス等生野菜を使用すると食中毒のリスクが上がります。

 必ず加熱した食品を入れるようにしましょう。

 

適したメニュー、容器か検討

 生ものや水分の多い食品、半熟卵やレアなお肉は避け、しっかり加熱した食品を冷ましてから容器に入れましょう。

 空気を抜いた保存を好む食中毒菌もいるため、真空包装の食品も気を付けましょう。


調理から食べるまでの時間を短くする

 食べるまでの時間が長くなる程、食中毒菌が増殖しやすくなります。





【食べる側】


火入れが十分か注意

 テイクアウト弁当やデリバリー食品の場合、強火短時間で加熱し、中心まで火が入っていない場合もあります。

すぐ食べられる店内と違い、卵がとろとろな親子丼など加熱不十分な料理は食中毒のリスクが上がるため、
 食べるまでに時間が空く場合は
できるだけ避けましょう。

 

持ち帰る際の保管温度

長時間の持ち歩きには気を付け、保冷剤を入れた保冷バックで持ち帰るとより安全です。

保冷バックの衛生管理も大切です。

見た目には汚れていなくても、定期的に消毒するなど、持ち帰る保冷バックからの食中毒も気を付けましょう。

 

食べるまでの時間と保管

 2時間以内に食べられない場合、冷蔵庫に入れて保管しましょう。

 食べる際は、必ず再加熱してから食べるようにしましょう。

 

 


食中毒菌は、75度以上で1分以上食品の中心までしっかり加熱すると、ほとんどの菌が死滅します。

すぐに食べられない場合、生で食べる食品は、冷蔵庫保管し、

温かく食べる料理は、しっかり再加熱してから食べるようにしましょう。



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株式会社平野

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