2月に植えたひらのうえんのじゃがいもを5月31日(日)に収穫しました🥔
コラム⑩
「ホルムズ海峡経由で世界の肥料の30%が供給されてきた」
原油やナフサ不足が、諸物価高騰や資材不足を招き、私たちの暮らしにも大きな影響を与えています。しかし、その影響が肥料にも及び、世界の食料危機につながる可能性があることを、私は今回初めて知りました。
国際連合食糧農業機関(FAO)は、3月15日、「2026年の中東における紛争が世界の農業・食料分野に及ぼす影響-エネルギーおよび肥料貿易、食料安全保障への影響」と題する報告書を発表しました。
窒素肥料の主な成分であるアンモニアの約20~30%、尿素の約30~35%がホルムズ海峡を通過して、世界に供給されています。今の封鎖が続くと世界の肥料価格が平均15~20%上昇すると警告されています。また、肥料は原油のように戦略的備蓄制度が整っておらず、必要な時期に十分な量を投入できなければ、食料の収量は減少します。その結果、食料価格の高騰につながります。
2030年から50年にかけて、世界的な人口増と気候変動によって食料の奪い合いが起きると予想されています。商社の最前線で働く知人によると、円安の影響もあり、日本は海外との価格競争で苦戦しているそうです。輸入が滞れば、一層の価格高騰と品不足は避けられません。
ホルムズ海峡の封鎖は、エネルギー、肥料、食料という相互に結びついたシステム全体を連鎖的に揺さぶっています。このことは、持続可能な農業、再生可能エネルギーの大切さを改めて考えるきっかけにもなります。そして、「餓えるか植えるか」「自分で食をつくれる人を育てる」という私たちの活動にもつながっているように感じました。